〇かかりつけのお医者さんから血液検査の結果をいただきました。何と、肝臓、血糖値、コレステロールの数値が基準値オーバー。先生から、「まさしく生活習慣病ですね。こんなこと続けていたら深刻な病気になってしまいますよ」と忠告されてしまいました。そう言えば、暑さのせいか、ストレスからか、休肝日なしの多めの飲酒を続け、おなかが一杯なのにやたらに食べてしまうという毎日でした。これではいけないと、お酒の量を制限し、食事の量も腹八分目を心がけているんですけど、先日、甘いものが欲しくなってお菓子を少しいただきましたら、美味しいですねぇ〜。
比較とか抜きで、ただ単純に「美味しいなぁ〜」なんて実感したのも久しぶりかもです。
「餓鬼道に陥ったらあかん」とか、「あの人の生き様は餓鬼みたいやなぁ」とか、他人事みたいに思っていましたけど、私自信が餓鬼の世界におりながら、そのことに気づきもせずに、涼しい顔をしていたんですね。そのことに目を覚まさせてもらいましたら、私がいて餓鬼の世界じゃなくて、私=餓鬼なんだと・・・。一枚のあまり嬉しくもない血液検査の結果が、眠っている私に往復ビンタをくらわして、起してくれたんだなぁと感じています。
〇最近、門信徒の寺離れ、お葬儀やご法事の簡素化という社会的な風潮のせいか、お寺の将来に不安を感じるという住職方の話しをよく聞きます。私などの場合は子供が後を継ぐ可能性が絶無なので、さほど心配はしていませんが、ご子息が後を継がれるお寺にとっては深刻な問題なのだと思います。
私が今、お育ていただいている方もそうですし、お知り合いの方で、僧俗を問わず、ご自分の家を解放して、ご講師の先生をお招きしてお同行の方々と共にお育てを賜っておられる方、日々、感じられたことを書き留めて、ご縁の方々へ個人的な通信としてお送りなさったておられる方が、日本全国でひそやかに活動されておられます。そこにこそ本来の真宗の姿が、原点みたいなものがあるような気がしてなりません。真宗教団の、真宗寺院の衰退と歎いているけれども、歎いている私自身が、一体どこに立っているのか、もう一度問い直してみたいと思います。
〇年令を重ねてゆくなかで経験を積んで、多少なりとも勉強を続けていけば、それなりのお話しがしていけると思い込んでいましたが、全く逆ですねぇ。
自分の考えも含めた自分全体があてにならんもんやなぁと、ますます実感するばかりです。
「坊主は紹介業です。こんな素晴らしい言葉がある、こんな素晴らしい方がおられるから是非お会いになって下さいと進めていくのが私の仕事です」と言われていたH先生のお言葉の重みを、今になって感じさせていただいてます。私のことは棚に上げてでも、ホームページや掲示板を通して素晴らしい方、素晴らしいお言葉を伝えていきたいと思っています。
●お問合わせを設置させていただいています。
最近、私は何を求めているんだろうかと思うことがあるんです。経済も大事かもしれませんが、「お互いに通じ合えたなぁ」、「繋がっているんだなぁ」という実感を何より求めていたんだと。
お問合せがそのような場所となればと、心より願っています。お便りをお待ちしております。
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西方寺の本尊(阿弥陀如来像)
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生れ変った西方寺全景

新しい垣根

庭に咲くドウダンツツジの花
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