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西方寺本堂全景 |
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「かっこいい〜」より「めだってるぅ」を重視した青色のトタン屋根がトレードマークのお寺です。
近所の方々にも「初めて来られる方に道案内するときの目印に最適や」と大好評です。
評判に気をよくして庫裡をブラウンにしたのですが、バックの風景とあまりにもミスマッチだったので、「御院さん、この色は御院さんが選ばはったんですか」、「まぁ〜、年月が経てば色も落ち着いてきますやろ」と不評です。
もう二度と屋根の色は決めさせてもらえないような気がします(笑)
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西方寺の門扉 |
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「これは役医門(やくいもん)といって、患者さんがいつで入れるために常時門があいているんや」と前住職曰く。
「何かお寺の敷居って高くて、気楽に入れない」っていう話をよく聞きますので、少しは入りやすいのかなぁと思ってます。
ちなみに、お寺の裏は低い山ですし、駐車場からは自由に出入りできますので、「いつでも、どなた様も、ご自由にどうぞ」という感じになっています。
これも山奥だからできることで、都会ではしたくてもできませんよね。ただ、鹿や猪などの動物まで自由に出入りして花壇の花を食べたりと。さすがに侵入されないように金網を貼っています。
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釣鐘堂 |
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高山地区では夕方になるとサイレンが鳴ります。
昔は村中のお寺(と言っても2ケ寺ですけど)の鐘が鳴り響きました。それを聴いて農作業をされていた村の方々が仕事を終えて家路につかれたんでしょうね。
鐘の音って、単なる音ではなくて、「今日一日ご苦労さ〜ん」、「家の人が帰りを待っておられますよ〜」、「お家でゆっくり休んで下さいねぇ〜」って気持ちこもってますよね。
除夜の鐘だけは何とかと、近くの勝尾寺さんは鳴らし手が多すぎて整理券を配っているとかで、「何でやねん、うちやったら打ち放題やのに」と愚痴りながら、何人かのご門徒さん方とお酒を飲みながら毎年鳴らし続けています。 |
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冬の西方寺 |
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「大阪の北海道」、「陸の孤島」と地元の人たちの間でささやかれている、極寒の地・高山ならではならではのお決まりの風景です。
大阪市内と約7℃、池田や箕面と約3℃、あんまり寒くて身体が諦めてしまうのか、不思議なことにさほど寒さを感じないんですよ。
春までは地元の人たちの姿を見ることはほとんどありません。野生の動物と同じように、暖かいところでじぃっとされながら、春が来るのを待っておられるのだと思います。 |
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新しい掛板 |
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古くなりすぎていた掛板(表札)を新調しました。
掛板に標された「七宝山 西方寺」の文字を再現したかったのですが、あまりにも薄くなりすぎて再現できませんでした。
歴史みたいなものを大切にしたいという思いもあったので、前々住職の書かれた字を使用することにしました。かっこいいです。
作業工程は京仏商谷口さんのブログに掲載していただいています。 |
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裏山のキツネ? |
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本堂の縁で気持ちよさそうに横たわっている小動物。あれは何や。キツネ?
私の姿を見てびっくりしたのか、あわてて裏山に逃げて様子をうかがっているようです。
真冬ですが、無風で日が縁に射し込んでいましたので、気持ちよかったんやと思います。
そこに邪魔者が現れたというわけです。お寺の縁って一体誰のものなんや? |
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唐狭間(欄間) |
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ご修復していただいた欄間です。新調された当時にできるだけ近い状態に、ということで、京仏商谷口さんには大変なご苦労をおかけしました。
お陰様で素晴らしい欄間になりました。本堂全体がとても明るくなったと大好評です!
ご苦労の様子は谷口さんのブログに掲載していただいています。
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